KAN NO JIGOKU RYOKAN
KAN NO JIGOKU RYOKAN寒の地獄旅館
33.1128351887285 131.226890225132 257 Tano, Kokonoe-cho, Kusu-gun, Oita 879-4911
Sauna of the Year ー 9 ー @Kokonoe, Oita ー KAN NO JIGOKU RYOKAN ー
Reason for selection
開湯186年の歴史を誇る九重夢温泉郷のひとつであり、毎分2160リットルが湧き出す、全国でも珍しい自然湧水の冷たい硫黄泉を提供する「寒の地獄温泉」。源泉を加水や温度調節することなく年間を通じて13~14℃を保つこの冷泉は、水質・水温共に素晴らしく、「サウナがあれば、日本一の水風呂になるのでは」と、かつてからサウナ界で話題にあがっていた。
いよいよ今年、室温約100℃を超える薪ストーブのサウナ「暖の地獄」が満を辞してオープンし、その夢が実現。硫黄香る、底まで青白く澄んだ美しく神秘的な水風呂が、多くのサウナーを驚かせている。
猿が源泉で傷を癒しているのを猟師が見つけ、村人たちが足元から湧いている源泉を石で作った湯舟に貯め、冷泉(霊泉)と暖房室を往復する入浴できる施設として歴史が始まった寒の地獄。冷たすぎる冷泉のため、これまでは夏(7月~9月)のみの提供だったが、暖の地獄サウナが併設されたことで、1年を通して楽しめるものになった。
日本昔ばなしを思い出すような世界観を表現した「地獄のようなアツアツサウナ」もすごいが、とにかく水風呂に度肝を抜かれる。神秘的なビジュアルもさることながら、骨の隋までじわーっと冷えるような今まで味わったことがない体感は衝撃的。暖の地獄から寒の地獄、そして天国へ。冷泉=霊泉が、これまでの水風呂の概念をぶっ壊す。